県内唯一の女子部員 開幕試合の始球式へ 全国高校野球佐賀大会

7月8日に開幕する夏の全国高校野球佐賀大会で、開幕試合の始球式を県内でただ1人の女子野球部員、唐津東高校の伊藤羽叶さんが務めることになりました。伊藤さんは「悔いのない投球をしたい」と始球式への意気込みを話しました。

唐津東高校野球部1年の伊藤羽叶さんは4つ年上の兄の影響で小学校入学と同時に野球を始め唐津東中2年の時には中学女子野球県選抜のエースピッチャーとして九州大会優勝に貢献しました。

女子の野球部がある高校からの誘いもあったということですが、中学時代の仲間と一緒に野球がやりたいと唐津東高校へ進学し、男子部員の中で練習に取り組んでいます。

県高野連によりますと県内で女子の野球部員は伊藤さんただ1人で、大会の規定で試合への出場はできませんがひたむきな姿勢が評価され、夏の全国高校野球佐賀大会の開幕試合の始球式を務めることになりました。

伊藤さんは「重大な役割ですが、素直にうれしいです。周りへの感謝の気持ちを込めて投げたいです。悔いのない投球ができるようふだんのキャッチボールから意識したいです」と話していました。

夏の全国高校野球佐賀大会は7月8日に始まり、伊藤さんはさがみどりの森球場での開幕試合で始球式を行います。