投資用マンションの紹介の不動産会社 6000万円余脱税で告発

投資用マンションの紹介などを手がけていた新宿区にある不動産会社の代表が、法人税6000万円余りを脱税したなどとして、東京国税局から告発されました。

告発されたのは
▽東京 新宿区の不動産会社「SY Line」と
▽医師でこの会社を経営する吉澤孝典代表(36)です。

関係者によりますと、この会社と吉澤代表が経営していた別の会社の2社は、投資用のワンルームマンションやシェアハウスを顧客に紹介するなどして所得を得ていましたが、架空の経費を計上するなどの手口で所得を少なく見せかけていた疑いがあるということです。

東京国税局査察部は、2017年12月までの2年余りに、2つの会社があわせて2億6100万円の所得を隠し、法人税6100万円と消費税およそ3000万円を脱税したとして東京地方検察庁に告発しました。

吉澤代表は不正に得た資金をブランド品の購入や海外旅行などの遊興費に充てていたということです。

NHKは吉澤代表に取材を申し込みましたが、これまでのところ回答はありません。