プロボクシング ナイジェリア人選手の別人が試合に臨んだか

先月、札幌市で行われたプロボクシングの試合に、出場予定だったナイジェリア人の選手とは別人の選手が臨んでいた可能性が高いことが、JBC=日本ボクシングコミッションの調査でわかりました。JBCは詳しいいきさつや事実関係を調査しています。

JBCによりますと、先月14日に札幌市で行われたプロボクシングの4ラウンド制と8ラウンド制の試合に、ナイジェリア人の選手2人がそれぞれ出場する予定でした。

試合の結果がいずれも1ラウンドでのノックアウト負けだったことなどから、実力不足を疑問視したJBCが調査したところ、いずれも別人の選手が出場していた可能性が高いことがわかったということです。

JBCでは通常、海外から来日した選手について、試合前にパスポートの確認を行いますが、今回の2人については照合をしていなかったということです。

JBCは今月30日に実行委員会を開いて、試合を主催したジムの会長から説明を求めることにしていて、詳しいいきさつや事実関係を引き続き調査することにしています。