大相撲名古屋場所 豊昇龍 大栄翔 若元春 3人の関脇が意気込み

来月初日を迎える大相撲名古屋場所で大関昇進を目指す豊昇龍と大栄翔、それに若元春の3人の関脇がそれぞれ意気込みを示しました。

大相撲では大関昇進についての明確な基準はありませんが、三役で臨んだ直近3場所の勝ち星の合計「33」が目安とされています。

3人の関脇は先場所、いずれもふた桁10勝以上を挙げ、ここ2場所の勝ち星の合計を大栄翔が22勝、豊昇龍と若元春が21勝としています。

来月9日に初日を迎える名古屋場所で大関昇進を目指す3人は27日午後、名古屋市内にあるホテルで報道陣の取材に応じ、それぞれ意気込みを示しました。

このうち豊昇龍は「体がかたくなったりするので、なるべく意識しないように、いつもどおり自分の相撲を取りたい。大関は入門する前からずっとすごいなと思っていた。それに近づいてきたのでしっかり勝ち取りたい」と話していました。

また、大栄翔は「大関は看板力士だし、自分にとっては夢のような地位だ。なかなかチャンスはないし気持ちは燃えている。手に届くところまで来たので上がりたい」と覚悟を示しました。

そして、若元春は「1場所1場所全力で全うしている状態なので上を意識することはあまりない。15日間通して自分らしい相撲を取りきれるよう頑張りたい」と冷静に話していました。