自民 石原元幹事長 衆院選への立候補取りやめ 2年後の参院選へ

おととしの衆議院選挙で落選した自民党の石原伸晃元幹事長は、党の公認候補として内定を受けていた、次の衆議院選挙への立候補を取りやめ、再来年の参議院選挙への立候補を目指す考えを明らかにしました。

自民党の石原元幹事長は、次の衆議院選挙について、東京8区の党の公認候補として内定を受けていましたが、27日記者会見し「後進に道を譲ることにした」と述べ、立候補を取りやめることを明らかにしました。

そのうえで「地域に尽くし、この国を守るために、まだまだやることは残っており、父・慎太郎や、友人の安倍元総理大臣の遺志も引き継いでいかなければならない。第2の政治人生を、2年後の参議院選挙に焦点を絞り、できれば東京選挙区に挑戦したい」と述べました。

再来年に改選になる自民党の東京選挙区選出の参議院議員2人のうち、1人は次の衆議院選挙に立候補することが内定していて、自民党は、今後、候補者の選定を進めることにしています。

石原氏は66歳。

去年亡くなった石原慎太郎・元東京都知事の長男で、おととし落選するまで、衆議院選挙に10回連続で当選し、党の幹事長や経済再生担当大臣などを歴任しました。