斉藤国交相 “再発防止を徹底” 航空局長の戒告処分受けて

国土交通省の航空局長が利害関係がある事業者から飲食の提供を受けたなどとして戒告の懲戒処分となったことを受けて、斉藤国土交通大臣は再発防止を徹底する考えを示しました。

国土交通省は元事務次官による空港施設の運営会社への人事介入問題に関連して調査した結果、久保田雅晴航空局長がことし3月、利害関係が認められる事業者から飲食の提供や土産を受け取るといった国家公務員倫理規程違反があったとして、26日付けで戒告の懲戒処分としました。

斉藤国土交通大臣は27日の閣議後の会見で「倫理服務の順守徹底により一層配慮すべき立場にあったにもかかわらず、本件結果を招いたことについて遺憾であり、おわびを申し上げたい」と述べました。

そのうえで「今後このようなことがないよう再発防止に全力を挙げ私も先頭に立って、規律徹底に全力を挙げる」として再発防止を徹底する考えを示しました。

国土交通省によりますと、久保田航空局長は来月4日付けで辞職するということです。