消防 新型コロナワクチン未接種意向の職員3人 退職も 滋賀

新型コロナワクチンを接種しなかった職員がほかの職員と離れた場所で勤務させられた後、退職した滋賀県甲賀市の消防本部で、別の職員3人もワクチン接種をしない意向を示したあとに退職していたことがわかりました。消防本部は第三者委員会に経緯などを調べてもらいたいとしています。

甲賀市の甲賀広域行政組合消防本部では、おととし、新型コロナワクチンを接種しなかった30代の職員がほかの職員とは離れた場所で勤務させられ、およそ4か月後に退職していたことがわかり、消防本部は、第三者委員会を設けて当時の対応を検証することにしています。

さらに、消防本部によりますと、この職員とは別の職員3人が去年8月から9月にかけて副反応への懸念を理由に4回目のワクチン接種をしない意向を示したのちに、退職していたということです。

3人のうち60代と30代の職員は去年9月末に退職し、20代の職員は感染対策として義務づけられたゴーグルを着用しながら勤務していましたが、ことし3月末に退職したということです。

消防本部によりますと、3人をほかの職員と離れた場所で勤務させることはなかったということで、消防本部は「第三者委員会で、今回の3人の職員についても経緯などを検証してもらいたい」としています。