大相撲名古屋場所 新入幕の豪ノ山 「三賞取れるように頑張る」

来月の大相撲名古屋場所の番付が発表され、新入幕を果たした豪ノ山は、26日の記者会見で「三賞を取れるようにしっかり頑張りたい」と意気込みを話しました。

豪ノ山は大阪府寝屋川市出身の25歳。相撲の強豪である中央大から角界入りし、おととしの春場所で三段目100枚目格付け出しで初土俵を踏みました。

力強い突き押し相撲を持ち味に番付を上げて、東の十両筆頭で迎えた先場所は14勝1敗の成績を収め、19歳の伯桜鵬との優勝決定戦も制して優勝しました。

初土俵から2年余りで新入幕を果たした豪ノ山は26日、愛知県津島市の武隈部屋の宿舎で記者会見に臨み、「小さいころからの夢だった幕内の土俵で相撲を取れるのはうれしい。一からしっかり頑張りたい」と喜びを語りました。

そして、名古屋場所に向けては「幕内でもまわしにこだわらずに前に出ていく相撲を取っていきたい。三賞を取れるようにしっかり頑張りたい」と意気込みを話しました。

また、地元が同じ6歳年上の宇良とは小学生のころに稽古をしたことがあるということで、「戦えたらすごくうれしいし、楽しみだ」と対戦を心待ちにしていました。

師匠で元大関 豪栄道の武隈親方は、去年、部屋を創設してから初めて幕内の力士が誕生したことについて「喜ばしいことだが、これで終わりではない。もっと強い力士を育てて、いろいろな人に恩返しをしたい」と話しました。

豪ノ山については「押す力は幕内でも十分通用すると思う。自分の持ち味を生かして勝負してほしい」と期待を寄せていました。