北海道5人死亡事故現場で安全運転呼びかけ 過去にも事故相次ぐ

北海道八雲町の国道でトラックが都市間高速バスと衝突し、乗客ら5人が死亡した事故から25日で1週間です。事故現場の近くでは、警察や地域の人たちが交通安全の呼びかけをしました。

今月18日、八雲町野田生の国道5号線でトラックが対向車線にはみ出して都市間高速バスと正面衝突し、乗客ら5人が死亡したほか12人が重軽傷を負いました。

事故から1週間となるのに合わせて、警察や地元の交通安全協会の関係者などおよそ30人が現場付近に集まり、黙とうをささげました。

現場の国道では過去にも事故が相次いで起きていて、集まった人たちが国道沿いの歩道から「スピードダウン」などと書かれた旗を振ったり、警察がパトカーでパトロールをしたりして、通行するドライバーに交通安全を呼びかけました。

参加した70代の男性は「国道を通行する車両に対して安全運転を促すような取り組みを、もう一度、地域を巻き込んでやっていく必要がある」と話していました。

また道警函館方面本部交通課の菊地仁希課長補佐は「ドライバーには、休憩を挟みながらスピードを落として走行するなど、安全運転を心がけてほしい」と話していました。