ベラルーシ “ルカシェンコ大統領が仲介し事態の打開図った”

ロシアと同盟関係にあるベラルーシの大統領府は、ルカシェンコ大統領がロシアの民間軍事会社の代表プリゴジン氏と協議を行ったと日本時間の25日午前2時頃、SNSで明らかにしました。

この中でルカシェンコ大統領は、さきに行ったプーチン大統領との電話会談をうけて、プリゴジン氏と1日中協議したとして「ロシアの領土で流血の事態になることは許されないということで合意した」としています。

その上で「プリゴジン氏は、ロシア領内でのワグネルの戦闘員の移動を止め、緊張緩和のためのさらなる措置を講じるというルカシェンコ大統領の申し出を受け入れた」としています。

また、ベラルーシの大統領府は「ワグネルの戦闘員の安全が保証され、状況を解決するための有益で、受け入れ可能な選択肢が検討されている」としていて、ルカシェンコ大統領がプリゴジン氏に対してさまざまな条件を提示するなど仲介し事態の打開を図ったと強調しています。

ベラルーシ大統領府“プーチン大統領から謝意”

ベラルーシの大統領府は、24日の午後9時、日本時間の25日午前3時にルカシェンコ大統領とプーチン大統領が再び電話で会談したと明らかにしました。

このなかでルカシェンコ大統領は民間軍事会社ワグネルの代表、プリゴジン氏との協議の結果について話したということでプーチン大統領からはこれを支持し、謝意が伝えられたとしています。