サッカー日本代表 堂安が特別授業 “大きな夢を持って努力を”

サッカー日本代表の堂安律選手が24日、大阪市で子どもたちに向けた特別授業を行い、大きな夢を持って努力を続けることの大切さを訴えました。

ドイツ1部リーグのフライブルクでプレーする日本代表の攻撃的ミッドフィルダー、堂安選手は、シーズンを終えて帰国していて、24日は大阪市のホテルで子どもたちに向けた特別授業を行いました。

授業には、元Jリーガーで兄の憂さんと一緒に地元の兵庫県尼崎市で開いているサッカースクールの小学3年生から6年生までの子どもたち、およそ200人が参加しました。

この中で堂安選手は、去年のワールドカップで挙げた2得点のうち、相手のゴールキーパーがはじいたこぼれ球を押し込んだドイツ戦のゴールを振り返って「挫折や苦しい期間がいっぱいあったが、努力し続けてきたからこそあそこにボールが転がってきたと思っている。努力を継続すれば自分で運を引き寄せることができる」と話しました。

今月、堂安選手は、日本代表の強化試合で小さいころから憧れ続けたエースナンバー10番を着けてプレーしました。

授業では「人に笑われるくらいの大きな夢を持ってほしい。夢をかなえるための近道はない。一日5分の練習でいいから毎日続けてほしい」と語りかけ、大きな夢を持って努力を続けることの大切さを訴えました。


また、ヨーロッパチャンピオンズリーグでの優勝が現在の夢だとして「まだ日本人が誰も成し遂げていないことをやりたい」と目を輝かせました。

そして、集まった子どもたちに向けて「10年後、俺は35歳。プロの舞台で一緒にサッカーしよう」と呼びかけました。

参加した小学生は「誰にも負けたくないという気持ちを持って努力し、10番になれたのは改めてすごいと思った。自分も将来の夢は日本代表なので、一緒に頑張りたい」と話していました。