ガーシー元参院議員 常習的脅迫などの罪で起訴 東京地検

動画投稿サイトで著名人などを繰り返し脅迫したなどとして逮捕されたガーシー元参議院議員について、東京地方検察庁は、23日、暴力行為等処罰法違反の常習的脅迫などの罪で起訴しました。

起訴されたのは、元参議院議員のガーシー、本名 東谷義和被告(51)です。

起訴状などによりますと、元議員は、去年2月から8月にかけて、動画投稿サイトで芸能人や実業家、それにデザイナーの3人を繰り返し脅迫したほか、このうちの1人に事業から撤退させたなどとして、暴力行為等処罰法違反の常習的脅迫や、威力業務妨害などの罪に問われています。

ことし3月に警視庁が逮捕状を取り、ICPO=国際刑事警察機構を通じて国際手配したあとも元議員はUAE=アラブ首長国連邦に滞在していましたが、先月、現地当局に身柄を拘束され、日本に帰国したところを逮捕されました。

これまでの警視庁の調べで、元議員は、動画配信などによって1億円以上の収入を得ていて、事件の動機の1つに多額の収益を上げる目的があったとみられています。

東京地方検察庁は認否を明らかにしていませんが、元議員は警視庁の調べに対し、動画を配信したことは認めたうえで「犯罪にあたると思っていなかった」と話していたということです。