共産 穀田国対委員長 次の衆議院選に立候補しない意向

共産党の穀田国会対策委員長は、23日に京都市で記者会見し、次の衆議院選挙に立候補しない意向を明らかにしました。

共産党の衆議院議員で、比例代表の近畿ブロック選出の穀田恵二氏は、23日午後、京都市で記者会見を行いました。

この中で、穀田氏は「政治には節目が必要だ。うまくバトンタッチができるかが1つの政治のありようで、私が元気に戦える状況の中でバトンタッチすることが常道だと考えた」と述べ、次の衆議院選挙には立候補しない意向を明らかにしました。

穀田氏は76歳。

京都市の市議会議員を経て、平成5年の衆議院選挙で初当選し、これまでに10回当選しています。

穀田氏は、党の国会対策委員長を長く務めており、党派を超えて幅広い人脈があることでも知られています。

共産 小池書記局長 「野党共闘で大きな役割」

共産党の小池書記局長は、記者会見で「穀田氏は、党派を超えて非常に信頼を集めた政治家で、論戦の先頭にも立ち、国会での野党の共闘を進めるうえで、ことばでは言い尽くせないぐらい大きな役割を果たしてきた。国会のさまざまなルールや慣例について、穀田氏から学んだことは山のようにあった」と述べました。