福島 北塩原村 初夏の味覚ジュンサイの収穫が最盛期

福島県北塩原村で、ぬめりと独特の食感が特徴の初夏の味覚ジュンサイの収穫が最盛期を迎えています。

ジュンサイは沼などに生える水草で、透明な粘液に包まれた若い芽が、酢の物や吸い物などに使われます。

裏磐梯を望む北塩原村の高原地帯では、減反された田んぼを使うなどしてジュンサイが栽培されていて、このうち、佐藤豊治さんのジュンサイ沼では今、収穫作業が最盛期を迎えています。

一日におよそ8キロ、1シーズンにおよそ400キロのジュンサイがとれるということで、22日は妻の禮子さんらが小舟に乗って、葉の陰に隠れた3センチほどの若い芽を一つ一つ摘み取っていました。

収穫されたジュンサイは、袋に詰められて、地元の直売所のほか全国の旅館や和食店などに出荷されます。

佐藤さんは「三杯酢で食べるのがおすすめです。全国の人に北塩原村のジュンサイを食べてほしいです」と話していました。

佐藤さんのジュンサイ沼では、8月中旬まで収穫作業が続きます。