岸田首相 中央アジア5か国と首脳会合 来年開催の調整を指示へ

中央アジア5か国との関係強化を目指す自民党の議員連盟の会長を務める麻生副総裁と会談した岸田総理大臣は、日本と5か国との首脳会合を来年開催するよう外務省に調整を指示する考えを明らかにしました。

外務大臣としてウズベキスタンやキルギスなど中央アジア5か国との連携強化に取り組んだ自民党の麻生副総裁は、22日午後、総理大臣官邸で議員連盟のメンバーとともに岸田総理大臣と面会し、提言を手渡しました。

提言では、G7広島サミットと同じ時期に、中国と中央アジア5か国の首脳会議が開かれたことを踏まえ「中国は野心をあらわにしており、中央アジアの自由で開かれた持続可能な発展に向け、関係を抜本的に強化する必要がある」と指摘しています。

そして、日本と中央アジア5か国の外相レベルの会合が始まってから来年で20年になることに合わせ5か国との初めての首脳会合を開き、その後も定期的に開催するよう求めました。

これに対し、岸田総理大臣は「非常にタイムリーな提言だ。しっかり外務省にも指示し、対応していきたい」と応じたということです。

このあと、議員連盟の会長代行を務める古屋元国家公安委員長は記者団に対し「首脳会合を開催する方向で取り組んでもらえると期待している」と述べました。