都内の銭湯 一部の入浴料金を来月1日から値上げ

物価の高騰で、来月1日から東京都内の銭湯の12歳以上の入浴料金が20円値上がりして520円となり、3年連続の値上がりとなります。

都は、原油価格の高騰が銭湯の経営を圧迫していることなどから、おととし、去年と2年続けて入浴料金を値上げしてきました。

さらにことしも、銭湯の消費財の価格や設備にかかる費用が上昇しているなどとして、一部の入浴料金を来月1日から値上げすることにしました。

3年続けて値上げされるのは12歳以上の料金で、今回、20円値上がりして520円となり、都によりますと、これは全国で最も高い金額だということです。

一方、6歳以上12歳未満は200円、6歳未満は100円に据え置きます。

都によりますと、都内の銭湯は去年の12月末時点で462軒と10年前に比べて279軒減るなど、年々減少傾向にあります。

都の担当者は、「料金は上がってしまいますが、銭湯文化を守るためにも、これまで利用していない人や若い人にも利用していただきたい」としています。