インド 猛烈な熱波で100人以上が死亡か 最高気温が45度近くに

インドでは、猛烈な熱波の影響で一部の地域では最高気温が45度近くまで上昇し、地元メディアはこれまでに100人以上が死亡したと伝えています。

インドの気象当局の発表によりますと、東部オディシャ州とジャルカンド州で19日、日中の最高気温が44.8度を記録したほか、北部ウッタルプラデシュ州などでも40度を超える日が続いています。

猛烈な熱波の影響で、熱中症などで死亡する人が相次いでいて、インドのメディアによりますと、ウッタルプラデシュ州では少なくとも68人の死亡が確認され、400人以上が入院しているということです。

また、東部ビハール州でも、45人の死亡が確認され、あわせて100人以上が死亡したと伝えています。

これを受けて、インドの保健相は20日、緊急の対策会議を開き、熱波による健康被害が広がらないよう今後の対応を話し合いました。

インドでは例年より雨期が遅れているため熱波はさらに続きそうだということで、当局は、日中の外出を控え、十分に水分を補給するなど警戒を呼びかけています。