NTTドコモ 新たな低価格プラン発表 各社の顧客獲得競争激しく

NTTドコモは携帯電話の料金プランを見直し、新たにデータ使用量を抑えた低価格のプランを発表しました。携帯各社は低価格のプランを拡充していて、顧客の獲得競争が激しくなりそうです。

NTTドコモは20日、新たな料金プランを発表し、このうち「irumo」と名付けたデータ使用量を抑えたプランでは0.5ギガバイトの550円から9ギガバイトの3377円までの4種類を用意しました。

料金を安く抑えつつ、店頭でのサポートも受けたいという高齢者などのニーズに応えるとしています。

会社によりますと、スマホの利用者の間では、動画投稿サイトの普及などでデータを大量に使用する人が増える一方、半数以上の利用者は月に3ギガバイト未満の使用にとどまり、二極化の傾向が強まっているということです。

会社ではこれまでカバーできていなかった小容量・低価格のプランによって顧客層を広げたいとしています。

NTTドコモの山本明宏営業戦略部長は「これまで弱点として、ドコモは高いという意識を持たれていたことがあったが、ドコモ本来の品質で低廉なプランを加えることで、選ばれるようにしていきたい」と話していました。

携帯電話の料金では、KDDIやソフトバンクも低価格プランや、利用者に応じて複数のブランドを展開しているほか、楽天モバイルは大都市でKDDIから回線を新たに借りて、低価格プランでの攻勢を強めていて、各社の競争がますます激しくなりそうです。