“門司港発祥 バナナの叩き売り” 北九州市が動画制作しPR

北九州市は、門司港が発祥の地とされる「バナナの叩(たた)き売り」を紹介する動画を制作して今月から投稿サイトの公式チャンネルで公開しています。

この動画は「バナナの叩き売り」をPRするため、門司区役所が制作したもので、「YouTube」の北九州市の公式チャンネルで4本を公開しています。

「バナナの叩き売り」は、大正後期に、台湾産のバナナが門司港に荷揚げされた際、熟成が進んでいるものを露天商などが人を集めて売ったことが始まりとされていて、動画では、こうした歴史を紹介しています。

また、この伝統を受け継ごうと活動している7つの団体も紹介しています。

この中では、独特の口上を披露するバナナの売り手が、名調子で「さあ、こうた さあ、こうた」と、買ってくださいという意味のことばを発し、購入を促しています。

門司区役所は「門司港ではコロナで低迷していた観光客数が回復しつつあり、実演も週末を中心に行っています。動画を見て訪れる人が増えてほしいです」と話しています。