自宅療養で貸し出しのパルスオキシメーター 未返却相次ぐ 千葉

新型コロナに感染して自宅療養をしていた人に貸し出されていた血液中の酸素の状態をみるパルスオキシメーターについて、千葉県内で返却されないケースが相次いでいて、自治体が速やかな返却を呼びかけています。

このうち千葉市は、パルスオキシメーターをおよそ2万2000台所有し、2020年12月から先月まで、新型コロナに感染して自宅療養をしていた人に貸し出してきました。

療養が終わった段階で郵便で返却することになっていますが、市によりますと、先月末の時点で2割余りにあたるおよそ5000台が返却されていないということです。

このほか千葉県内では、少なくとも千葉県で1万6200台余り、柏市でおよそ520台、船橋市でおよそ420台が返却されていません。

1台の価格は、3500円から1万2000円ほどだということです。

電話やメール、手紙で返却を依頼しているものの、連絡が取れなくなっているケースもあるということで、各自治体は「自治体の財産なので必ず速やかに返してほしい」と呼びかけています。