「空飛ぶクルマ」スズキ工場で製造へ 来春の開始目指す

自動車メーカー「スズキ」は、いわゆる「空飛ぶクルマ」の開発を行っている愛知県のベンチャー企業と、自社工場を活用して機体の製造を行うことで合意したと発表しました。

発表によりますと、スズキと「空飛ぶクルマ」の開発を手がける愛知県のベンチャー企業「SkyDrive」は、スズキグループの静岡県内にある工場で機体の製造を行うことで合意したということです。

「SkyDrive」が機体製造を手がける子会社を設立したうえで、スズキグループの工場を使って来年春ごろの製造開始を目指す計画です。

両社は去年、連携協定を結んでいて、スズキは今後、製造に携わる人材の確保などの面でも協力するとしています。

スズキの鈴木俊宏社長は「日常的に空を活用するエア・モビリティの実現に貢献できるよう意欲的に前進していく」とコメントしています。

「SkyDrive」の福澤知浩CEOは「世界に対して安全で品質の高い機体を安定して製造し続けるため、ノウハウを伝授いただきながら実現を目指していきます」とコメントしています。