女子バスケ日本代表 強化試合 デンマーク代表に勝って3連勝

オリンピック最終予選につながるバスケットボール女子のアジアカップが今月開幕するのを前に、日本代表がデンマーク代表と強化試合を行い、日本は102対49で勝って、3連勝しました。

今月26日にオーストラリアで開幕するバスケットボール女子のアジアカップでは、上位4チームに入ると、パリオリンピックの出場権をかけて来年行われる世界最終予選に進出することができます。

史上初の6連覇がかかるこの大会を前に、世界ランキング9位の日本は世界52位のデンマークとの強化試合を行っていて、これまで2連勝している日本は、最終戦の第3戦に臨みました。

試合は第1クオーター、日本がスピード感のある攻撃につなげ、26対11と15点のリードを奪いました。

第2クオーターは、山本麻衣選手の2本のスリーポイントシュートを含む6本のスリーポイントシュートを決めてリードを広げ、51対23で前半を折り返しました。

第3クオーターに入ると相手にチャンスを多く作られる時間もありましたが、宮崎早織選手の活躍などで相手チームを突き放し、第4クオーターで、日本がさらに27点を取って102対49でデンマークに勝ちました。

日本はデンマークに3連勝しました。

今回の強化試合のMVPには、山本麻衣選手が選ばれました。

恩塚ヘッドコーチ「1つの勝負にこだわり抜こうと」

バスケットボール女子日本代表の恩塚亨ヘッドコーチは「ゲーム前のミーティングで1つの勝負にこだわり抜こうと話した。きょうはそれを表現することができたので、手応えを感じている」とした一方で、「肉体的な攻防になったときに集中力を失いリバウンドを取られてしまう時間もあったので、残された時間の中で意識して改善していきたい」と試合を振り返り、課題について述べました。

そしてアジアカップに向けては「できる最高の準備をしてこの大会に臨もうとしている。アジアでチャンピオンになることは簡単なことではないが、ワンプレーワンプレーの勝負に気持ちを込めて1戦必勝で戦っていきたい」と意気込みを語っていました。

山本麻衣 「アジアカップ 6連覇できるよう頑張りたい」

3日間の強化試合のMVPに輝いた山本麻衣選手は、自身のプレーについて「ゲームコントロールを意識してやっていた中ですごく収穫を得られたので、アジアカップに生かしていけたらと思う」と手応えを話していました。

そのうえで「まだ課題がたくさんあるが、アジアカップに向けてチーム全体で課題を共有してしっかり6連覇できるように頑張っていきたい」と話しました。