岸田首相 早稲田大学で講演 “希望と好奇心持って挑戦して”

岸田総理大臣は母校の早稲田大学で学生らを前に講演し、受験の失敗など回り道の連続だった自身が総理大臣になったことを引き合いに、人生はまさかの出来事が待ち受けているとして、臆せず、希望と好奇心を持って挑戦してほしいと呼びかけました。

この中で岸田総理大臣は、自身の大学時代について「受験で失敗を繰り返し、早稲田大学に入学した。本来ならそこで心を入れ替えて勉学に励んだと言えば、大変人生として美しいのだろうが、道草、回り道の連続だった」と、1人旅や映画鑑賞など、勉学以外のことに没頭した学生時代を振り返りました。

そのうえで「お世辞にも模範的な大学生と言えなかった自分が、あれから40年以上たって、こうして母校で内閣総理大臣として講演する。まさに当時としては想像できない『まさか』であった」と述べました。

そして「皆さんに伝えたいことは人生の『まさか』、この先、学生時代には思いもよらなかったことが待ち受けているということだ。もちろんいいことばかりではないが、何が起こるかわからない時代、尻込みすることなく希望と好奇心を持って飛び込んでいってほしい」と呼びかけました。