福井 九頭竜川などでアユ釣り解禁 大勢の人でにぎわう

福井県内を流れる九頭竜川の一部などでは17日、アユ釣りが解禁となり全国から大勢の人たちが訪れました。

福井県内では6月、各地でアユ釣りが解禁となります。九頭竜川の一部などは17日が解禁日で、永平寺町の五松橋の近くでは解禁日を待ちわびた人たちが全国から訪れました。

この流域を管轄する漁業協同組合によりますと、16日未明までの雨の影響で水の濁りが残ったものの17日は釣り日和となったこともあり、この流域には、午前中だけでおよそ200人が訪れたということです。

釣り人たちは腰の辺りまで水につかりながら、おとりのアユを泳がせて近づいてくる別のアユを針に引っかける「友釣り」という手法で、次々にアユを釣り上げていました。

福井市から訪れた男性は「解禁初日は祭りのようなものなので、とても楽しみにしていました。10匹ほど釣りましたが、まだまだ足りません」と笑顔を見せていました。

九頭竜川中部漁業協同組合の中川邦宏組合長は「ことしはアユの遡上が多く見られていて、すでに大きなアユもまだ小さなアユもいるので、11月のシーズン終了まで楽しめると思います」と話していました。