レッサーパンダ「風太」高齢に 飼育環境向上へ寄付金募る

2本足で立ち上がる姿で人気を呼んだ千葉市動物公園のレッサーパンダ「風太」が7月で20歳になることから、より快適な飼育環境を整えようとインターネット上で寄付金を募るクラウドファンディングが行われています。

2003年7月に生まれたレッサーパンダ「風太」は背筋を伸ばして2本足で立ち上がる姿で全国的な人気となりました。

7月、20歳の誕生日を迎えますが、人間で言えば80歳を超える高齢で暑さに弱いこともあり、千葉市動物公園は飼育環境をより快適にしようと、クラウドファンディングを始めました。

寄付金は、風太が食べやすいようえさを細かく砕くミルの購入や、暑さを和らげる自動ミスト装置や冷風機の設置などに使われる予定で、寄付額に応じて風太のフォトブックやクッションといった限定グッズの返礼品が用意されています。

寄付金の募集期間は7月31日までで、第1目標は500万円、最終目標は3000万円となっています。

千葉市動物公園は「風太だけにとどまらず、レッサーパンダ全体が健やかに過ごせる環境を作るため、皆さんにご支援いただきたい」としています。