米大統領補佐官 日米韓首脳会談“数か月のうちに開催で調整”

日本を訪れているアメリカのサリバン大統領補佐官は一部メディアの取材に応じ、日米韓の首脳会談を、今後数か月のうちにワシントンで開催する方向で調整していると明らかにしました。

今週、日本や韓国、フィリピンの政府高官との協議のため日本を訪れたアメリカのサリバン大統領補佐官は、16日に都内でNHKなど一部のメディアの取材に応じました。

この中でサリバン補佐官は、日本と韓国の関係が改善していることについて「両国の関係が進展していることは3か国の関係強化によい影響を与えている」と評価しました。

そして、日米韓の首脳会談を今後数か月のうちにワシントンで開催する方向で調整しているとした上で、今回その準備に向けても時間を割いたと明らかにしました。

バイデン大統領は、5月のG7広島サミットの際、岸田総理大臣と韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領と首脳会談を行い、両首脳をアメリカに招待し3か国による会談を開催することを提案していました。

また、サリバン補佐官は、来週予定されているバイデン大統領とインドのモディ首相との首脳会談について「会談後の共同声明を見れば、注目に値する具体的な発表が盛り込まれ、両国の関係がこれまでにない速度で強化されていることがわかるだろう」と述べ、中国との対立が続く中、地域の大国で「グローバル・サウス」とも呼ばれる新興国や途上国の代表格のインドとの首脳会談が極めて重要な意味を持つと強調しました。