軽井沢スキーバス事故 一審で実刑判決 バス会社の社長が控訴

長野県軽井沢町で大学生など15人が死亡したスキーツアーのバス事故で、業務上過失致死傷の罪で今月8日、禁錮3年の実刑判決を受けたバス会社の社長が16日、控訴しました。

7年前の平成28年1月15日、長野県軽井沢町で下り坂で加速したスキーツアーのバスがカーブを曲がりきれずに道路脇に転落し、運転手を含む大学生など15人が死亡し、26人がけがをしました。

この事故の裁判では、必要な訓練などを行わないまま運転手に運行にあたらせたとして、バスを運行していた東京の会社「イーエスピー」の高橋美作社長(61)と、運行管理担当の、荒井強 元社員(54)が業務上過失致死傷の罪に問われ、長野地方裁判所は今月8日、社長に禁錮3年、元社員に禁錮4年の実刑判決を言い渡しました。

長野地方裁判所によりますと、この判決について、社長は16日、控訴したということです。

元社員は、判決があった今月8日にすでに控訴しています。