立民 衆院選小選挙区での野党候補一本化へ 党内に「有志の会」

立憲民主党の小川前政務調査会長や小沢一郎衆議院議員らが記者会見し、次の衆議院選挙で党単独での政権交代は困難だとして、小選挙区での野党候補の一本化を目指すと訴えました。

16日に記者会見した立憲民主党の小川前政務調査会長や、小沢一郎衆議院議員らは、党内に「有志の会」を立ち上げたことを発表しました。

次の衆議院選挙で、党単独での政権交代は困難だとして、小選挙区での野党候補の一本化を実現し、自民党に勝利したいとしています。

小川氏は「泉代表が『候補者調整を行わない』と発言してから、党内にさまざまな違和感や危機感が広がった。党の執行部には、虚心坦懐に何が日本の政治にとってベストなのかを最優先に検討を求めていきたい」と述べました。

また、小沢氏は「野党各党が候補者を立てて自民党に勝てるわけがない。党内では、候補者の一本化や、野党間の話し合いと協力が大事だと考えている人が大多数だ」と述べました。

小川氏によりますと、党所属の衆議院議員12人が呼びかけ人となっているほか、賛同者は、党所属の衆議院議員の半数以上にあたる53人に上るとしています。

ただ、野党の中でも、日本維新の会は選挙協力はしないとしており、実現は容易ではないとみられます。