西・東日本の太平洋側 真夏日のところも 熱中症に十分注意

西日本や東日本の太平洋側では晴れて気温が上がって、すでに真夏日となっているところもあり、熱中症に十分注意してください。
一方、東北や北陸などでは大気の状態が不安定になり、局地的に雨雲が発達していて、落雷や竜巻などの突風、急な激しい雨に注意が必要です。

16日は西日本や東日本の太平洋側で晴れ、午前中から気温が上がっています。

午前11時半までの最高気温は、
▽静岡市と栃木県佐野市で30.7度、
▽高知県の黒潮町佐賀で30.4度、
▽三重県熊野市新鹿で30度ちょうどと、すでに真夏日になっているほか、
▽東京の都心で29.5度
▽福岡市で28.8度などとなっています。

午後も気温が上がり最高気温は、
▽静岡市や福岡県久留米市、大分県日田市で32度、
▽東京の都心、山口市、高知市、鹿児島市で30度、
▽名古屋市や京都市、福岡市で29度などと
15日より5度前後高くなるところがあると予想され、熱中症に十分注意が必要です。

室温が28度以下になるようにエアコンを使うほか、のどが乾かなくてもこまめに水分補給をするなど対策を心がけてください。

東北 北陸 関東などで大気不安定 局地的に雨雲発達

一方、上空の寒気の影響で、東北や北陸のほか、関東などでも大気の状態が非常に不安定になっていて、局地的に雨雲が発達しています。

午前10時までの1時間に、国土交通省が新潟県新発田市に設置した雨量計で38ミリの激しい雨を観測しました。

このあとも夕方にかけて大気の不安定な状態が続き、局地的に雷を伴って激しい雨が降るおそれがあります。

気象庁は、落雷や竜巻など突風、急な激しい雨、それに「ひょう」に十分注意するよう呼びかけています。

都内で熱中症の疑い7人搬送

東京消防庁によりますと、16日、都内では、午後3時までに20代から80代の男女合わせて7人が熱中症の疑いで救急搬送されたということです。

このうち5人が中等症で、2人が軽症だということです。

東京消防庁は、のどが渇く前にこまめに水分を補給するなど対策を徹底するよう注意を呼びかけています。