日産 経営陣ナンバー2 アシュワニ・グプタ氏が退社へ

日産自動車の経営陣のナンバー2で、COO=最高執行責任者を務めるアシュワニ・グプタ氏が退社することが分かりました。グプタ氏はルノーとの資本関係の見直し交渉で中心的な役割を担いましたが、日産は今後、内田誠社長のもと新しい体制で業績の回復などに取り組むことになります。

日産のナンバー2で、COOを務めるアシュワニ・グプタ氏は、今月開かれる株主総会で代表執行役と取締役を退任することが決まっていましたが、関係者によりますとグプタ氏はCOOも辞任し、退社するということです。

グプタ氏はインド出身の52歳。

2006年にルノーに入社し、その後、三菱自動車工業でCOOを務めたあと、2019年から日産のCOOを務めていました。

内田社長とのいわゆるツートップ体制で経営の立て直しに取り組み、ことし2月に合意したルノーとの資本関係の見直し交渉では中心的な役割を担いました。

日産は内田社長のもと、新しい体制で業績の回復をはじめ、ルノーとの今後の関係づくりなどの経営課題に取り組むことになります。