トヨタ 高級車ブランドでEVの充電ステーションサービス開始

トヨタ自動車は、自社の高級車ブランドでEV=電気自動車の充電ステーションのサービスを15日から新たに始めました。2030年までに全国100か所で整備を進める計画で、先行する海外メーカーに対抗するねらいです。

トヨタが、高級車ブランドのレクサスで新たに始めたのは、EVのオーナー向けの充電ステーションで、東京 千代田区の商業施設では、15日から提供を開始しました。

地下の駐車場の一角に充電ステーションが設けられ、およそ30分で急速充電ができる設備となっています。

施設内ではカフェで優待サービス

また、施設内のカフェで優待サービスを用意します。

こうしたオーナー向けの充電ステーションは、アメリカのテスラが全国に整備し、先行してきましたが、トヨタは2030年までに、全国およそ100か所で整備し、サービス面でも対抗するねらいです。

EVをめぐっては、このところ海外メーカーが、相次いで日本市場に投入する車種を増やすなど、市場の拡大を見据えた海外メーカーが先行する構図となっています。
こうした中、トヨタは2035年にレクサスの新車すべてをEVにする計画を打ち出し、高級車を中心に日本と海外メーカーの競争が今後、激しくなりそうです。

トヨタ自動車でレクサスを担当する横濱拓哉部長は、「充電に対する不安の声が多く、今回の新しいサービスがどう受け入れられるかをみながら、整備を進めていきたい」と話していました。