サッカー日本代表 キャプテンに攻守の要の遠藤航を指名

サッカー日本代表の森保一監督は、チームのキャプテンに、攻守の要で代表経験が豊富な遠藤航選手を指名したことを明らかにしました。

日本代表のキャプテンは、2018年のワールドカップロシア大会のあとから去年のカタール大会までの4年余り、吉田麻也選手が務めてきましたが、ことし3月の活動から代表メンバーを外れています。

カタール大会後のキャプテンについて森保監督は「試合や活動ごとにいろんな選手にキャプテンをやってもらうアイデアもある」などとして決めてきませんでしたが、14日に行われたエルサルバドル戦前の公式会見で、遠藤選手をキャプテンに指名したことを明らかにしました。

30歳の遠藤選手は、所属するドイツ1部リーグのシュツットガルトでもキャプテンを任されています。

球際の強さとボールを奪う力に加え、ドイツ1部リーグでボールをキープする能力に磨きをかけ、「デュエル」と呼ばれる1対1の局面での勝利数は昨シーズンまで2シーズン連続でリーグトップとなりました。

日本代表では主に攻守の要、ボランチを担い、今回の代表メンバーで最も多い通算49試合に出場しています。

森保監督は「キャプテンになったらチームを引っ張ってくれる選手がたくさんいる中で、いろんなことを考えたうえで彼がふさわしいと思った。これまで積み上げてきたキャリア、ワールドカップを複数回経験していること、オリンピックの経験など、日本代表としての国際経験が豊富だということで決めた」と話しました。