大阪・関西万博の入場券 大人1人7500円 会期前半は低料金設定

再来年の大阪・関西万博の入場料について実施主体の博覧会協会は、会期中に販売する大人1人の入場券を7500円とする方針を決めました。来場者が比較的少ないことが予想される会期の前半は、前売券の料金を低く設定していて早い時期の来場を促すねらいです。

博覧会協会は14日、大阪市で開いた理事会で入場料について協議し、会期中に販売する入場券について
▽大人は7500円
▽12歳以上17歳以下は4200円
▽4歳以上11歳以下は大人の4分の1の1800円
▽3歳以下は無料とすることを決めました。

また、年内に販売を始める前売券は、割引を適用しています。

これまでの万博では会期の前半、来場者が少ない傾向があるとして、開幕後3か月間は入場料を大人5000円、中でも、開幕直後の2週間については大人4000円と、料金をより低く設定して来場を促したいとしています。

このほかにも、週末の混雑を緩和するため平日の入場料を低く設定していて、今後、修学旅行や団体を対象にした割引も検討する方針です。

博覧会協会の会長を務める経団連の十倉雅和会長は、理事会後の会見で「できるだけ多くの人に来てもらえるような価格にした。特に子どもには来てほしいので、思い切った設定にした」と述べました。

万博の入場料の設定は、近く閣議で正式に決定されます。