東福岡高校サッカー部 総監督が辞任 部員のほおを平手打ち

高校サッカーの強豪・東福岡高校サッカー部の総監督が、寮の規則を破ったとして部員のほおを平手打ちしていたことが、学校の調査でわかりました。総監督は体罰を加えたことを認め、辞任しました。

東福岡高校によりますと、匿名の報告を受けて調査した結果、サッカー部の志波芳則総監督が先月18日、みずからが責任者を務める寮の時間厳守の規則を破ったとして、部員の男子生徒のほおを1回、平手打ちしていたことがわかりました。

学校の調査に対し、志波総監督は体罰を加えたことを認め、今月5日に辞任したということです。

男子生徒にけがはありませんでした。

志波総監督は、昭和49年から東福岡高校で指導にあたり、監督や総監督として全国高校総体と全国高校サッカー選手権で、それぞれ3度の優勝に導いたほか、元日本代表でFC東京に所属する長友佑都選手など、多くのJリーガーを育てたことでも知られています。

東福岡高校はNHKの取材に対して「体罰があったという事実は間違いない。詳しい経緯などについてはコメントを差し控える」と話しています。