地上72階まで…超高層ビル“よじ登り男”が警察に拘束 ソウル

韓国の首都ソウルで、超高層ビルの外壁をイギリス人の男が素手で地上72階まで登り、警察に拘束されました。現地のメディアは、ビルからパラシュートを使って飛び降りるのが目的だったと報じています。

韓国のソウルで、12日午前7時50分ごろ、高さ555メートル、地上123階建ての超高層ビル「ロッテワールドタワー」の外壁を男が登っていると消防に通報がありました。

現地の消防が公開した映像では、ビルの外壁の鉄骨部分に手をかけながら、素手でよじ登っていく人の姿が確認できます。

その後、男は72階部分まで到達したあと、消防の誘導に従って建物の中に移動したということで、警察は無断で建物の外壁を登ったとして建造物侵入などの疑いで男を拘束しました。

警察によりますと、男は20代のイギリス人で、「このビルに登って、飛行するのが夢だった」と話しているということです。

現地のメディアは、ビルからパラシュートを使って飛び降りるのが目的だったと伝えています。

このビルでは、2018年にも「スパイダーマン」の異名を持つフランスのフリークライマーが外壁を無断で登り、警察に拘束されたことがあるということです。