福岡空港の「門限」に間に合わず北九州空港に初の代替着陸 JAL

11日夜、日本航空の羽田発福岡行きの便がエンジンの不具合などのため出発が大幅に遅れて福岡空港の運用時間内に着陸できなくなり、北九州空港に着陸しました。
福岡空港の運用時間終了に伴う北九州空港への代替着陸は、初めてだということです。

日本航空によりますと、11日午後7時前、羽田発福岡行きの便がエンジンの不具合のため機体を変更することになり出発時間がおよそ3時間遅れました。

このため福岡空港には午後10時までの運用時間内に到着できなくなり目的地を北九州空港に変更し、午後11時すぎに着陸しました。

日本航空によりますと、福岡空港の運用時間終了に伴う北九州空港への代替着陸は、今回が初めてだということです。乗客280人のうちほとんどは日本航空が手配したバス5台に分乗して北九州空港から福岡市に向かったということです。

博多駅に着いた福岡市の大学生は「午後10時以降、福岡空港に到着できないのは、住宅街なので仕方ないと思う。大学の授業があるので帰ることができて良かった」と話していました。

福岡空港をめぐっては、ことし2月に同じ日本航空の旅客機が運用時間内に着陸できず羽田空港に引き返したことを受けて、運用時間終了後は24時間運用の北九州空港に着陸できるよう調整が進められていました。