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量子コンピューター実用化へ加速 日立製作所が新手法を発表

次世代のコンピューターとして研究開発が進められている量子コンピューターについて、日立製作所は、その頭脳にあたる集積回路を構成する「量子ビット」を効率よく制御する新たな手法を発表しました。実用化に向けて開発を加速する方針です。
桁違いの計算能力を持つ量子コンピューターの研究開発では、その頭脳にあたる集積回路を構成する「量子ビット」の数を増やすことや、計算の過程で起きる誤りをいかに訂正するかが課題となっています。

こうした中、半導体の技術を生かしシリコンを使った量子コンピューターを開発する日立製作所は、「量子ビット」を制御する新たな手法を発表しました。

具体的には、「量子ビット」について、場所を固定せずに移動させることで、構造をシンプルにできるほか、隣り合うことで起きるエラーを抑える仕組みになっていて、「量子ビット」の数が増えた場合も効率よく制御できるということです。

今後、研究開発を加速して、早期の実用化を目指すとしています。

量子コンピューターは、製薬や材料開発などの分野で進歩をもたらすことが期待され、国内では理化学研究所が国産の初号機を開発しことし3月にサービスを開始したほか、NECや東芝なども開発を進めていて、実用化に向けた競争が国内外で激しくなっています。

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