社会

三重 桑名 「上げ馬神事」で馬が骨折 過去15年間に4頭を安楽死

三重県桑名市の多度大社で行われる、馬に乗って坂を駆け上がる伝統行事「上げ馬神事」で、過去15年間に少なくとも4頭の馬が神事の際に骨折し、安楽死の対応が取られたことがわかりました。三重県は、坂の構造の見直しなどを提案する方針です。
「上げ馬神事」は、680年以上前の南北朝時代から続くとされる伝統の神事で、若者が馬に乗って急な坂を駆け上がり、頂上にある壁を乗り越えた回数で農作物の作柄などを占います。

先月、4年ぶりに行われたこの神事で、参加した馬のうち1頭が坂を駆け上がる途中で転倒して骨折したため、県などによりますと、獣医師による安楽死の対応が取られたということです。

これについて、「動物虐待ではないか」という指摘が上がったことから、県が平成20年以降の15年間について調べたところ、平成22年に1頭、平成26年に2頭の馬が神事の際に骨折し、ことしと同様、安楽死となっていたことがわかったということです。

こうしたことを踏まえて県は、動物愛護の考え方に基づき、社会に受け入れられる形に変えることが望ましいとして、今月、県や桑名市、多度大社などが参加する「事故防止対策協議会」で、壁を含む坂全体の構造や馬場の整備の方法などを見直すことを提案する方針を固めました。

見直しの具体的な内容については専門家の意見を踏まえて検討するとしています。

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