ホンジュラス 北京に大使館開設 台湾断交で中国と外交関係樹立

ことし3月に台湾と断交し、中国と外交関係を樹立した中米ホンジュラスの大使館が11日、北京に開設されました。式典には両国の外相が出席し、関係の強化に期待を示しました。

中国外務省は、秦剛外相とホンジュラスのレイナ外相が11日、北京でホンジュラス大使館の開設を祝う式典に出席したと発表しました。

この中で、秦外相は「両国は『1つの中国』の原則に基づき、正式に外交関係を樹立し、新時代を切り開いた。『1つの中国』の原則を堅持することは国際的な大義であり、両国と双方の国民の根本的な利益に合致する」と強調しました。

これに対し、レイナ外相は「中国と外交関係を樹立し、ホンジュラスは繁栄と発展の偉大な国家への扉を開いた」と述べ、両国の関係が強化されることに期待を示しました。

中国とホンジュラスが、ことし3月に外交関係を樹立した際、ホンジュラスは台湾との断交を表明し、台湾と外交関係がある国は、過去最も少ない13か国となっています。

ホンジュラスのカストロ大統領は、9日から14日までの日程で中国を公式訪問していて、習近平国家主席と首脳会談を行う予定です。