住宅街にイノシシ 2歳男児ら襲われ5人がけが 長崎 大村

長崎県大村市の住宅街で、2歳の男の子を含む、合わせて5人がイノシシにかまれたり、押し倒されたりしてけがをしました。

11日午前10時前、大村市木場の住宅街で「イノシシが出てけが人がいる」と通報がありました。

警察などによりますと、住宅街の周辺にいた2歳の男の子と30代の男女、それに70代の男女の合わせて5人がイノシシにかまれたり、押し倒されたりしてけがをしました。

5人のうち、4人は病院に搬送されましたが、警察によりますと、命に別状はないということです。

けがをした70代の男性の妻は、NHKの取材に対し「夫が自宅の庭でイノシシに押し倒されるのを見つけ、近所の人に助けを求めました。今まで近くにイノシシが出没したことがなかったので、ぞっとする思いです」と不安そうに話していました。

警察によりますと、イノシシは出没からおよそ2時間後に現場近くで捕獲され、体長はおよそ110センチあったということです。