アーティスティックスイミング 世界選手権前に日本代表が演技

来月、福岡市で行われる世界選手権を前に、アーティスティックスイミングの日本代表が都内で行われた大会に出場し、ダイナミックな技や演技を披露しました。

アーティスティックスイミングの日本代表は11日、江東区の東京アクアティクスセンターで行われた大会にエキシビションとして出場しました。

このうち、今月上旬に行われた世界大会でソロの2種目とも優勝した乾友紀子選手がテクニカルルーティンを披露しました。

乾選手は盛り込む技の数を増やすため、世界大会後のわずかな期間で動きのスピードを上げることに取り組んだということで、連続したダイナミックな足技など難易度を高めた演技を行い、手応えをつかんでいました。

乾選手は「難易度を高めてから初めて演技したのでドキドキしたし、完成度を求めるところまではいかなかったが、なんとかできた」と振り返りました。

その上でソロ2種目で連覇がかかる世界選手権に向けては「結果にこだわって、勝つことにこだわってやってきているので、しっかり勝負したい」と話していました。

また、今回の世界選手権から新設されるジャンプやリフトなど7つのアクロバティックな動作を組み込んだ演技で競うアクロバティックルーティンでは、男子選手が最大で2人まで出場できるため、佐藤陽太郎選手が日本代表に起用されました。

11日は、自動車レースのF1をテーマにしたスピード感のある演技を見せ、佐藤選手もジャンプの土台となるなど男子ならではのパワーを生かしていましたが、チーム全体での完成度に課題を残しました。

佐藤選手は演技のあと「最初から勢いよくいったら後半にバテてしまったので、最後まで維持できるように練習していきたい。僕の長所、生かせる強みを最大限発揮して結果につなげたい」と話していました。