パトカーに追跡された車が別の車と衝突 4人けが 群馬 太田

10日午後、群馬県太田市の交差点で、パトカーに追跡されていた乗用車が別の車と衝突し、合わせて4人がけがをしました。

警察によりますと、10日午後1時すぎ、群馬県太田市脇屋町でパトカーに追跡されていた乗用車が交差点に進入した際、右側から走ってきた別の車と出会い頭に衝突しました。

この事故で、別の車の2人が打撲や、腰の骨が折れた疑いで病院で手当てを受けたほか、追跡されていた乗用車のドライバーら2人もけがをしました。

いずれも命に別状はないということです。

警察によりますと、乗用車には盗難届けが出ているナンバープレートがついていたということで、警察官が事故の直前に太田市内で職務質問をしようと近づいたところ、突然走り出し、およそ700メートルにわたって逃走しました。

パトカーは赤色灯をつけてサイレンを鳴らしながら追跡していたということです。

現場は、工場が建ち並ぶ地域にある信号機のない交差点で、警察は乗用車のドライバーらに話を聞くなどして詳しいいきさつや当時の状況を調べています。

伊勢崎警察署の石川学副署長は「現時点ではパトカーの追跡は適正な職務執行だったと考えている。一般の方が事故に巻き込まれたことは残念で一日も早い回復をお祈りしている」としています。