マイナカードのトラブル 立民 泉代表 “政府の責任追及する”

マイナンバーカードの取得者向けの専用サイトで、他人の年金情報を閲覧できるトラブルが起きていたことについて、立憲民主党の泉代表は「プライバシーの大きな侵害だ」と指摘し、政府の責任を追及していく考えを示しました。

マイナンバーをめぐるトラブルやミスが相次ぐ中、政府関係者によりますと、マイナンバーカードの取得者向けの専用サイト「マイナポータル」で、他人の年金情報を閲覧できるトラブルが起きていたことが新たにわかりました。

これについて立憲民主党の泉代表は、訪問先の岡山市で記者団に対し「生活の中身が丸裸にされるような話で、プライバシーの大きな侵害だ。もし全国各地で出てくれば、政府として責任を取らねばならない」と指摘しました。

その上で「河野デジタル大臣には大いに責任があり、拙速に無理をして進めてきたひずみが実害となって現れている」と述べ、政府に対し全容の解明を求め、責任を追及していく考えを示しました。

また、衆議院の解散・総選挙について泉氏は、岸田総理大臣が来週にも解散に踏み切るのではないかという見方があるとして選挙準備を急ぐ一方、岸田内閣に対する不信任決議案の提出の是非は、今の国会の最終盤に判断する考えを重ねて示しました。