EXILEメンバーが高校生に「闇バイト」注意の呼びかけ 東京

いわゆる「闇バイト」に応募して犯罪に加担する若者が相次いでいることを受けて、10日、東京都内の警察署で防犯教室が開かれ、人気ダンスボーカルグループ「EXILE」のメンバーが地元の高校生に注意を呼びかけました。

「闇バイト」をめぐっては、若い世代が特殊詐欺や強盗などの実行役として犯罪に加担するケースが相次いでいて、対策が喫緊の課題になっています。

10日、目黒警察署で開かれた防犯教室には、地元の高校生20人余りが集まり人気ダンスボーカルグループ「EXILE」のメンバーの関口メンディーさんも「1日警察署長」として参加しました。

この中で関口さんは、高校生からの質問に答える形で講演し「闇バイト」かどうか判断するポイントについて聞かれると、「『短時間で高収入』とか『誰でも稼げる簡単な仕事』などという誘いには注意してほしい」と答えていました。

その上で「闇バイト」は、応募の際に個人情報を求められるケースが多く、軽い気持ちで始めると抜け出せなくなることなどを説明しました。

警視庁によりますと、去年1年間に特殊詐欺に関わったとして検挙された793人のうち、63%余りが10代から20代で、生活費に困ったことを理由に大学生や高校生が犯罪に加担したケースもあったということです。

関口さんは「闇バイトに関わりそうになったら、すぐに家族や学校、警察に相談してほしい」と呼びかけていました。