国際

スーダン 国連特別代表を“拒否” 現地での人道支援に影響懸念

軍と準軍事組織の衝突が続くスーダンの外務省は、国連でスーダンを担当する特別代表を外交上受け入れられない人物だとして、国連に通知したと発表し、現地での人道支援活動への影響が懸念されています。
スーダンではことし4月以降、軍と準軍事組織の間で武力衝突が続き、多くの死傷者が出ているほか、避難を余儀なくされる人も相次ぎ、人道状況が悪化しています。
こうした中でスーダンの外務省は8日、国連でスーダンを担当するペルテス事務総長特別代表をペルソナ・ノン・グラータ=「好ましからざる人物」に指定し、外交上受け入れられない人物だとして、グテーレス事務総長に通知したと発表しました。

これに先立ち、スーダン軍は5月、ペルテス特別代表がスーダン国内の対立を拡大させていると主張して、特別代表の交代を求める書簡を国連のグテーレス事務総長に送っていました。
スーダン外務省の発表について、国連のデュジャリック報道官は9日の定例会見で、「国連職員にはペルソナ・ノン・グラータは適用されない。特別代表の地位は変わっていない」と述べました。

国連によりますと、ペルテス特別代表は現在、隣国のエチオピアに滞在しているということですが、今後、スーダン政府から入国が認められない可能性があり、国連による現地での人道支援活動への影響が懸念されています。

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