東京ディズニーランド「ミシシッピ号」検査有効期間切れで運行

千葉県浦安市の東京ディズニーランドにある鉄道のアトラクションが、法律で定められたボイラーの性能検査の有効期間が切れた状態で、19日間にわたって運行されていたことが分かり、運営会社は期限を誤って認識していたとして再発防止に努めるとしています。

東京ディズニーランドを運営する「オリエンタルランド」によりますと、6月6日、蒸気機関車のアトラクション「ウエスタンリバー鉄道」の「ミシシッピ号」と呼ばれる車両で、搭載されているボイラーの性能検査の有効期間が切れた状態で19日間運行されていたことに従業員が気付いたということです。

ボイラーの性能検査は年に一度行うことが法律で義務づけられ、ほかの設備とともに年間を通して検査日程を組んでいるということですが、この車両については、担当者が有効期間を誤って認識し次の検査の予定を1年以上空けて組んでいたということです。

次の検査に向けて検査表を確認した際にミスがわかり、有効期間が切れた状態で6万人近くが乗車したものの、乗客の安全に関わるトラブルなどはなかったということです。

オリエンタルランドは、9日に船橋労働基準監督署に報告し、再発防止策の報告を求められたとしていて、「今回の事態を厳粛に受け止め、今後、管理体制を強化して再発防止に努めます」とコメントしています。