河野デジタル相 “自身を処分” マイナンバーめぐるトラブルで

マイナンバーをめぐるトラブルやミスが相次いでいることについて、河野デジタル大臣は9日開かれた参議院の特別委員会で責任の所在を問われたのに対し「何らかの形で私に対する処分をやらなければいけない」と述べ、自身に対する処分を行う考えを示しました。

マイナンバーをめぐっては、公金受取口座に家族名義とみられる口座がおよそ13万件確認されたほか、一体化した健康保険証に他人の情報が登録されたケースが確認されたりするなどトラブルやミスが相次いでいます。

この問題をめぐって河野大臣は、9日開かれた参議院の特別委員会で、責任の所在について問われたのに対し「まずは、今起きている事案の対応をしっかりやりたいと思うが、当然、責任は大臣たる私にある」と述べました。

そのうえで、河野大臣は「何らかの形で私に対する処分をやらなければいけないだろうと思う」と述べ、自身に対する処分を行う考えを示しました。

一方、公金受取口座に家族名義とみられる口座がおよそ13万件確認された問題でデジタル庁は、ことし2月ごろに2件把握していたと発表していましたが、9日の特別委員会で国税庁の担当者はさらに3月にも3件見つかり、デジタル庁に報告していたことを明らかにしました。

これについて、河野大臣は「非常に申し訳ないと思う。イレギュラーな事案があった時は、直ちに情報を共有するよう指示を徹底している」と述べました。