全仏オープン車いすの部 男子シングルス準決勝 小田が決勝進出

テニスの四大大会の1つ、全仏オープンは、車いすの部の男子シングルス準決勝が行われ、世界ランキング2位の17歳、小田凱人選手がセットカウント2対0のストレートで勝って、決勝進出を決めました。

全仏オープンは大会12日目の8日、車いすの部の男子シングルス準決勝が行われ、小田選手は世界7位でスペインのマルティン・デ ラ プエンテ選手と対戦しました。

試合は第1セット、小田選手は第1ゲームから3ゲームを続けて取ると、その後、相手に2回のブレークを許しましたが、コースを狙った正確なショットを決めて6-2でこのセットを取りました。

第2セット、両者一歩も譲らない展開が続き、タイブレークにもつれ込みましたが、最後は小田選手がコースをついたサーブをしっかりと決めて7-6で取り、セットカウント2対0のストレートで勝って決勝進出を決めました。
17歳の小田選手は去年、四大大会初出場の全仏オープンでベスト4進出を決めたほか、ことし1月の全豪オープンで準優勝するなど、国枝慎吾さんの後継者とも期待され、史上最年少での四大大会制覇を目指します。
車いすの部の女子シングルスは準決勝が行われ、世界ランキング2位の上地結衣選手が、世界3位でオランダのイエスカ・グリフィユン選手にストレートで勝って、決勝進出を決めました。

試合は第1セット、上地選手のコースを狙った正確なショットが光り、このセットを6-3で取りました。

第2セットも上地選手が流れを渡さず、第3ゲームから6ゲームを連取し、このセットを6-2で取って、セットカウント2対0のストレートで勝って決勝進出を決めました。