バーベキューで消毒用アルコールかけ炎上か 1人死亡 福岡

先月下旬、福岡県柳川市の美容専門学校で生徒や教員が参加して行われたバーベキューで、生徒4人の服に火が燃え移り、このうち1人が6日死亡しました。炭の火が弱まったとして、教員が消毒用のアルコールをかけたため爆発的に炎上したということで、警察は業務上過失致死傷の疑いがあるとみて調べています。

警察などによりますと先月24日の午後1時前、福岡県柳川市にある「ハリウッドワールド美容専門学校」で、校内のイベントとして生徒や教員などおよそ500人が参加して行われていたバーベキューで、18歳から20歳の男子生徒4人が服に火が燃え移るなどして病院に搬送されました。

このうち、18歳の生徒1人が6日、死亡しました。

ほかの3人は命に別状はないということです。

美容専門学校の説明によりますと、男性教員がバーベキュー台の炭の火が弱まっているとして、消毒用のアルコールをかけたため、爆発的に炎上したということです。

取材に対して「ハリウッドワールド美容専門学校」の古賀郁学園長は、「アルコールについての認識が甘かった。かけがえのない学生の命が失われ、つぐないきれない。今後、学生や保護者に真摯(しんし)に向き合い、遺族にしっかり寄り添っていきたい」と話しています。

警察は、業務上過失致死傷の疑いがあるとみて、学校側や参加者から当時の状況を聞いて詳しい経緯を調べています。