杉並区 学童クラブ利用者情報「ランサムウェア」サイバー攻撃

東京 杉並区は、学童クラブなどの事業を委託している社会福祉法人のサーバーがサイバー攻撃を受け「ランサムウェア」と呼ばれるウイルスに感染したと発表しました。
区は、現時点では個人情報を含むデータの流出は確認されていないとしています。

杉並区によりますと、ウイルスに感染したのは、区が学童クラブなどの事業を委託している「社会福祉法人福音寮」が使うサーバーで、身代金要求型のウイルス「ランサムウェア」に感染したことが先月30日に確認されました。

このサイバー攻撃で、利用者の氏名や保護者の連絡先など個人情報を含むすべてのデータが暗号化されたことから、データをすべて削除する対応をとったということです。

区は、現時点ではデータの流出は確認されていないとするものの、さらに詳細な調査を進めるとしています。

また、別に保管されていた資料を使うことで学童クラブなどの事業は継続できているとしています。

杉並区は「児童・保護者をはじめ、区民の皆様にご心配をおかけし、深くおわび申し上げます。引き続き、感染経路や情報流出の有無などの調査を進めるとともに、再発防止策を早急に取りまとめます」としています。